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米長官、エジプト大統領と会談=イスラエルがガザ停戦案支持

時事通信 2024年8月20日 20時5分

 【カイロ時事】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は20日、エジプト北部アラメインでシシ大統領と会談した。パレスチナ自治区ガザの停戦に向け、詰めの協議を行ったとみられる。ブリンケン氏は19日にイスラエルのネタニヤフ首相とも会談。米国が先に提示した停戦への「橋渡し案」をネタニヤフ氏が支持したと記者団に明らかにし、イスラム組織ハマスに同案の受け入れを迫った。

 ブリンケン氏はネタニヤフ氏との会談は「非常に建設的だった」と総括。その上で「当事者が米国やエジプト、カタールの助けを得て、共に歩み、この合意の下で約束したことを履行する」プロセスを完了させる必要があると述べた。

 ただ、ハマス側は既に米国案に懐疑的な見方を示している。ハムダン幹部はロイター通信に対し、イスラエルが受け入れたという案は「われわれに提示され、われわれが同意したものとは違う。多くの曖昧な要素が含まれている」と批判した。

 停戦交渉はカタールで15、16両日に開かれたが、米国の新提案以外、目立った進展はなかった。今週中にエジプトの首都カイロで再開される予定で、ハマスが歩み寄りを見せるかが焦点だ。 

[時事通信社]

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