【ニューヨーク時事】日本貿易振興機構（ジェトロ）などは２１日、米ニューヨークで北海道産ホタテを現地の飲食関係者に紹介するイベントを開いた。東京電力福島第１原発の処理水放出に伴い中国が日本産水産物の禁輸を続ける中、米国で販路拡大を目指す。
ジェトロは９月、ニューヨークの飲食店３カ所でホタテを用いたメニューを無償提供してもらい、魅力を発信するキャンペーンを行う。イベントはこれに参加するレストランで開催した。
現地を訪れた北海道の鈴木直道知事は「北海道の恵まれた海で育ったホタテはおいしい。生でぜひ味わってほしい」とアピール。シェフのアンディー・キトコさんは、普段使っている米東海岸産のホタテと比べ「食感が絹のように滑らかで驚いた。味の深みを感じる」と絶賛した。
［時事通信社］