岸田文雄首相（自民党総裁）は２４日、福島県いわき市で「政治刷新車座対話」に出席した。党幹部が手分けして全国を回る同対話は、自民派閥裏金事件を受けて３月にスタートし、この日で全都道府県を一巡した。首相は９月の党総裁選に触れ、「有意義な論戦を展開し、ぜひ自民が生まれ変わった姿を示してもらいたい」と語った。
対話には党福島県連関係者らが出席。首相は政治資金規正法改正に先の国会で取り組んだことなどを説明しつつ、「政治の信頼回復はまだまだ道半ばだ」と強調。第三者機関設置などの課題が積み残しになっていると指摘し、「自民も引き続き議論を進めなければならない。総裁在任中、最後の一日までしっかり努力したい」と述べた。
［時事通信社］