宇都宮市で、次世代型路面電車（ＬＲＴ）開業から１年を迎えるのを記念し、イベントが開催された。ＪＲ宇都宮駅東口の始発停留所付近では、「ライトライン誕生日会」があり、ステージ上で佐藤栄一市長や芳賀町の大関一雄町長らが小学生と出発進行の号令を掛け、祝った。
市によると、２４日までの約１年間のＬＲＴ利用者数は約４７３万６０００人だった。セレモニー後、佐藤市長は「多くの方々に日常生活の足として使ってもらえるようになるとともに、全国でライトラインが話題となっており感無量」と喜んだ。
ＬＲＴの車両基地では、車両と５０メートル走や綱引きするイベントが行われ、親子連れでにぎわった。子どもと綱引きに参加した市内に住む男性（３５）は「通勤でＬＲＴを使うが静かで乗りやすい。西側が開通すればＪＲと東武線の行き来がより便利になる」と話した。
［時事通信社］