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能力・成果で早期昇格=課長から部長に、19年ぶり制度改革―JR東海

時事通信 2024年8月30日 22時44分

 JR東海が、課長級社員を対象に、能力や成果次第で部長級に早期昇格できる仕組みを新たに導入することが30日、分かった。2025年度に19年ぶりに実施する人事制度改革の一環で、課長級と部長級が該当する「経営職」への登用試験制度も新設する。

 いずれも同年7月から実施する。昇進の仕組みを見直すことで、社員の意欲向上や組織力の強化につなげる狙いがある。

 これまで課長級から部長級に昇格するには、一定の年数をかけて一つずつ等級を上げる必要があった。今回現状の等級制度を大幅に見直し、より能力や成果を反映させる形に変更する。また、経営職には「マネジメント職」「技術マネジメント職」という区分も設ける。

 職種転換制度も導入する。同社には総合職、鉄道乗務員らの「プロフェッショナル職」、オフィス部門の「アソシエイト職」があり、社員は採用時から同一の職種にとどまるのが通例だった。今後、年齢条件などを付けた上で、プロフェッショナル職とアソシエイト職から総合職に転換できるようにし、人材活用をより柔軟化する。 

[時事通信社]

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