台湾民衆党主席を逮捕＝台北市長時代の汚職容疑

　【台北時事】台北地方検察署（地検）は３１日未明、台湾第２野党・民衆党の柯文哲主席（党首）を汚職容疑で逮捕した。検察は３０日に柯氏の自宅や事務所を家宅捜索し聴取していた。台湾メディアによると、柯主席が夜間の取り調べを拒否したため逮捕に至った。

　民衆党は捜査が違法だと主張しており、裁判所で逮捕が妥当かどうかが争われる。

　柯主席は台北市長時代（２０１４～２２年）に商業施設の開発に絡み、業者に便宜を図った疑いが持たれている。民衆党は第３勢力として存在感を高め、立法院（国会）ではキャスチングボートを握っている。　