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トマホーク保有「大きな意義」=イージス艦への発射機能付加―海自トップ

時事通信 2024年9月3日 17時53分

 海上自衛隊トップの斎藤聡海上幕僚長は3日の記者会見で、2025年度予算概算要求にイージス艦への米国製巡航ミサイル「トマホーク」の発射機能付加に関する経費が盛り込まれたことについて、相手の脅威圏外から長射程ミサイルを発射できる「『スタンド・オフ防衛能力』を持つ観点から大きな意義がある」と述べた。

 斎藤海幕長は保有する計8隻のイージス艦の運用に影響が出ないよう、整備の機会を利用して、佐世保基地(長崎県)配備の「ちょうかい」に最初に発射機能を付加すると説明。各種試験や機能評価を経て、実射能力を備えるとの見解を示した。

 トマホークは射程約1600キロで、対地攻撃用。南西諸島防衛で侵攻してくる部隊の排除や、反撃能力(敵基地攻撃能力)行使の際の使用が想定される。 

[時事通信社]

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