【イスタンブール時事】トルコのエルドアン大統領は４日、首都アンカラでエジプトのシシ大統領と会談した。エルドアン氏は共同記者会見で、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの即時停戦と人道支援拡大の必要性を強調。「パレスチナを巡る立場は（停戦を仲介する）エジプトと共通だ」と述べ、両国の連携強化を確認した。
エルドアン氏は、イスラエルの軍事作戦で「大量の爆弾を落としても抵抗は打ち砕けない」と主張。「イスラエルとその支持者の責任で、無実の人々が飢餓で死んでいる」と糾弾した。シシ氏は「パレスチナ同胞の人道的悲劇や地域の危機を解決する方策を協議した」と述べた。
両首脳は、経済・貿易面での関係強化のほか、防衛やエネルギー分野での協力を深めることでも一致した。
［時事通信社］