【北京時事】中国外務省は１１日、ロシアを訪問中の王毅共産党政治局員兼外相が１０日、サンクトペテルブルクでショイグ安全保障会議書記と会談したと発表した。ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢や、新興国グループ「ＢＲＩＣＳ」を通じた中ロの連携強化などを巡り協議した。
王氏はＢＲＩＣＳ関連会議に出席するため訪ロ。ショイグ氏との会談で「ウクライナ問題に関し、中国は早期停戦と政治解決に向けた国際的合意形成を図っていく」と強調した。ショイグ氏は、中国がブラジルと５月に共同発表した「和平案」への支持を表明。同案は「ロシアとウクライナ双方が認める国際平和会議の実現」などを掲げている。
［時事通信社］