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極右インフルエンサーの接近が波紋=トランプ氏、陣営グリップ弱まる?―米

時事通信 2024年9月14日 8時16分

 【ワシントン時事】米共和党のトランプ前大統領(78)が最近、同氏を熱烈に支持する極右インフルエンサーのローラ・ルーマー氏(31)と行動を共にしていることが波紋を広げている。陰謀論者とも呼ばれる同氏との接近は、本来止めるべき選挙陣営のグリップの弱まりを映し、「トランプ氏の自陣営への信頼喪失の表れ」(NBCテレビ)との見方もある。

 ルーマー氏はX(旧ツイッター)で120万人のフォロワーを持ち、2001年の米同時テロを政府の「内部犯行」と主張するなど陰謀論を唱える。インド系の母を持つハリス副大統領(59)が大統領選に勝てば「ホワイトハウスがカレー臭くなる」と述べるなど、差別的な発言も目立つ。

 10日にトランプ氏がハリス氏とのテレビ討論会に向かう自家用ジェットにルーマー氏を同乗させたことから、2人の関係が注目を集めた。さらに11日には同時テロ追悼行事にも同行させ、「侮辱的だ」(民主党のジェフリーズ下院院内総務)と批判を浴びた。

 共和党内からも「大統領選の勝機を損なう」(ティリス上院議員)と懸念が上がる。トランプ氏は13日の記者会見で「ローラは私の支持者の一人だ」と述べ、影響力を否定している。 

[時事通信社]

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