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「SHOGUN」歴代最多18冠=真田広之さん主演男優賞―日本人初、女優賞も・米エミー賞

時事通信 2024年9月16日 16時15分

 【ロサンゼルス時事】米テレビ界最高の栄誉とされる第76回エミー賞の授賞式が15日(日本時間16日)、カリフォルニア州ロサンゼルスで開かれ、真田広之さんが主演し、製作にも関わった「SHOGUN 将軍」がドラマシリーズの作品賞に輝いた。監督賞に加え、日本人初の主演男優賞(真田さん)、主演女優賞(アンナ・サワイさん)も受賞。先行して発表済みの技術・美術部門を含め、単一シーズンで歴代最多の計18冠を獲得した。

 「将軍」は英作家ジェームズ・クラベル氏の小説を原作に、戦国武将らの覇権争いを巡る人間ドラマを描いた。セリフの70%が日本語という意欲作だったが、映像製作の本場でも通用することを示し、快挙を成し遂げた。

 真田さんは受賞後のスピーチで、時代劇に携わってきた人々に敬意を表した上で、「あなた方から受け継いだ情熱と夢は海を渡り、国境を超えた」と日本語で話した。

 浅野忠信さん、平岳大さんも助演男優賞候補だったが、届かなかった。

 「将軍」は、8日に発表された技術・美術を中心とした部門で既に14冠を達成していた。合計18部門で日本人受賞者は9人。ハリウッドの製作陣と多数の日本人スタッフやキャストが団結し、「天下取り」を実現した。同作は2月の配信開始後、好評を博し、続編も決定している。 

[時事通信社]

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