Infoseek 楽天

レバノンのヒズボラ本部空爆=指導者ナスララ師暗殺狙う―イスラエル軍

時事通信 2024年9月28日 11時2分

 【エルサレム時事】イスラエル軍は27日、レバノンの首都ベイルート南郊で、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの本部を標的に空爆を行ったと発表した。イスラエルのメディアは、狙いはヒズボラの指導者ナスララ師だったと伝えた。

 ヒズボラはナスララ師の安否について公式な反応を示していない。ロイター通信は、ナスララ師との連絡が途絶えていると報道。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、複数のイスラエル当局者の話として、攻撃の規模などを基にナスララ師が死亡したとの見方があると伝えた。ただ、結論が変わることもあり得るといい、確定まで時間を要する可能性がある。

 ナスララ師が死亡していれば、ヒズボラにとって大きな打撃だ。ヒズボラや後ろ盾であるイランの対応次第で、イスラエルとの全面衝突に発展する恐れもある。

 米ネットメディア「アクシオス」は、イスラエルがレバノンに侵攻した2006年以降、最大規模のベイルート空爆だと報じた。軍報道官は本部について、住宅用ビルの地下にあったと述べ、「テロ活動の震源地だ」と指摘した。レバノン保健省は、空爆で少なくとも6人が死亡、91人が負傷したと明らかにした。 

[時事通信社]

この記事の関連ニュース