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石破内閣、今夜発足=臨時国会召集、衆院選へ攻防―予算委開催、見送る方針

時事通信 2024年10月1日 13時22分

 第214臨時国会が1日召集された。自民党の石破茂総裁が午後の衆参両院本会議で第102代首相に指名され、夜に石破内閣が発足する見通し。石破氏は9日に衆院を解散し、27日投開票の日程で衆院選を行う方針だ。ただ、野党は十分な審議時間を確保するよう要求しており、政治決戦を前に冒頭から激しい攻防が展開された。

 与党は会期を9日間とすることを9月30日に提案。しかし、野党は受け入れず、会期が決まらないまま召集日を迎える異例の事態となった。

 自民は1日午前、改めて会期を9日までとし、石破氏の所信表明演説を4日に行い、7、8両日に衆参両院本会議で各党代表質問、9日に党首討論を開く方針を立憲民主党に伝達。予算委員会の開催は見送る考えも示した。

 この後の衆院議院運営委員会で、会期を9日間とすることを、与党の賛成多数で決めた。

 石破氏は1日午前、自民党本部に入り、政権発足へ準備を進めた。記者団の取材に応じ、「国民に正面から向き合い、誠心誠意語っていく。逃げないで実行する」と語った。

 一方、立民の野田佳彦代表は国会内で開かれた党会合に出席。石破氏が衆院選日程を既に表明していることについて、「首相に指名されていないのに『伝家の宝刀』を抜いた。憲法違反の疑いがある」と問題視した。 

[時事通信社]

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