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石破内閣が発足=「納得と共感」―9日の衆院解散表明

時事通信 2024年10月1日 22時13分

 自民党の石破茂総裁(67)は1日召集の臨時国会で第102代首相に指名された。皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、自民、公明両党連立による石破内閣が発足した。石破首相は首相官邸で記者会見に臨み、衆院を9日に解散し、衆院選を「15日公示―27日投開票」の日程で行うと表明。内閣を「納得と共感内閣」と位置付けた。

 首相は会見で「謙虚で誠実で温かい政治を行っていく」と強調した。

 首相は4日に衆参両院本会議で所信表明演説に臨む。与党は国会会期を9日までとすることを決定。野党に対し7、8両日に演説に対する各党代表質問、9日に党首討論を行う日程を提案したが、合意には至らなかった。

 首相は衆参本会議で指名を受けた後、官邸で公明党の石井啓一代表と会談した。組閣本部を設置し新内閣の顔触れを正式に決定。林芳正官房長官(63)が閣僚名簿を発表した。

 首相は、財務相に加藤勝信元官房長官(68)を起用。総務相に村上誠一郎元行政改革担当相(72)、外相に岩屋毅元防衛相(67)を充て、防衛相には中谷元氏(66)を再登板させた。

 国土交通相は公明の斉藤鉄夫副代表(72)を再任。閣僚19人のうち初入閣は13人で、文部科学相に阿部俊子衆院議員(65)、こども政策担当相に三原じゅん子参院議員(60)が就いた。

 首相は、岸田政権に引き続いて賃上げに取り組むため「賃金向上担当」を新設。総裁選で掲げた「防災庁」設置準備担当とともに、赤沢亮正経済再生担当相(63)に兼務させた。人口減少対策強化に向け「新しい地方経済・生活環境創生担当」も設け、伊東良孝地方創生担当相(75)が兼ねた。 

[時事通信社]

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