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イラン、ミサイル発射=イスラエル中部などで警報発令

時事通信 2024年10月1日 23時45分

 【エルサレム、ワシントン時事】イスラエル軍は1日、イランがイスラエルに向けて複数のミサイルを発射したことを明らかにした。地元メディアによると、100発以上とみられる。イスラエル軍はミサイルを迎撃。中部テルアビブを含む全土で空襲警報が出され、市民に避難が呼び掛けられた。

 イスラエル軍は9月下旬にレバノンで行った空爆で、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラ最高指導者ナスララ師を殺害。ヒズボラの後ろ盾であるイランは反発を強めていた。イランのイスラエル直接攻撃は、無人機やミサイルで大規模な攻撃を行った4月以来。

 イスラエルのネタニヤフ首相はミサイル攻撃に先立ち声明を出し、国民に対し「重大な試練」が待ち受けていると強調。軍の指示に従うよう求めるとともに、団結を呼び掛けていた。報道によると、ガラント国防相はハレビ軍参謀総長らと状況を評価。イランからの攻撃の可能性について協議したとみられる。

 米政府高官は「この攻撃からイスラエルを防衛する準備を積極的に支援している」と表明。また、イスラエルに対する直接攻撃は「深刻な結果を招く」とイランに警告していた。 

[時事通信社]

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