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衆院選、在外投票開始=韓国や中国で一票【24衆院選】

時事通信 2024年10月16日 12時49分

 【ソウル、北京、上海時事】衆院選が15日に公示されたことを受け、海外の日本大使館などで16日、在外投票が始まり、在留邦人が一票を投じた。

 韓国ソウルの日本大使館では午前9時半(日本時間同)に受け付けを開始。東京都出身でソウル大政治外交学部の留学生、飯田涼葉さん(21)は「(韓国人の)同級生たちが韓国の国政に関心を持っている姿を見て、選挙を心待ちにしていた」と感想を述べた。

 静岡県出身の団体職員の男性(49)は「海外に住んでいるので、各国との連携をどう考えているかという基準で投票先を決めた」と話した。

 中国・北京の日本大使館でも投票が始まった。館内のホールに設けられた投票所では、開始に先立ち職員が手順を確認。投票に訪れた日本企業の男性駐在員(49)は「日本経済が良くなり、経済協力も進んでほしいと考えて投票した」と話した。

 中国在住25年という自営業の女性(57)は「昔と比べ悪化した日中関係を正常に戻してほしいという思いで投票先を選んだ」と述べた。

 上海市や江蘇省、浙江省など管轄地域内に約5万人の在留邦人を抱える在上海日本総領事館でも有権者が朝から投票に訪れた。電子材料メーカーに勤める駐在員の男性(49)は「投票手続きがいまだに紙ベースで時代遅れと感じる。電子投票も含めて検討すべきではないか」と語った。 

[時事通信社]

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