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ハマス、相次ぐ幹部殺害=指導者失い弱体化

時事通信 2024年10月18日 0時30分

 【イスタンブール時事】イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザの戦闘で、イスラム組織ハマスの幹部を相次ぎ排除してきた。最高指導者ヤヒヤ・シンワル氏は、イスラエルにとって「ハマス壊滅」の目標に向けた最後の主要な標的。死亡が確認されれば、ハマスにとっては大きな痛手で、組織の弱体化は避けられない。

 イスラエルのガラント国防相は、シンワル氏が死亡した可能性があるとした17日の軍の発表後、X(旧ツイッター)に投稿し、「敵は隠れられない」と強調。「われわれは追跡し、排除する」と述べた。

 ハマスを巡っては3月、ガザ中部ヌセイラトでの空爆で、軍事部門「カッサム旅団」ナンバー2のマルワン・イーサ氏が死亡。7月には、公の場所に姿を見せなかった同旅団トップのムハンマド・デイフ氏もガザ南部ハンユニスで殺害された。シンワル氏の前任ハニヤ氏も7月末にイランで、イスラエルの関与が濃厚な作戦により暗殺された。

 昨年10月のイスラエル奇襲を首謀したとされる重要幹部は、この1年超で次々と命を落としている。シンワル氏はその中でも、民間人の犠牲者が増え続けるのを尻目に反イスラエル闘争継続を訴えてきた強硬派だ。イスラエルで収監されていたこともあり、同国当局はDNA情報を保持しているとみられる。 

[時事通信社]

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