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ガザ北部空爆で70人超死亡=イスラエル首相、私邸攻撃で報復示唆

時事通信 2024年10月20日 7時19分

 【イスタンブール時事】パレスチナ当局によると、パレスチナ自治区ガザ北部ベイトラヒヤの住宅地が19日、イスラエル軍の空爆を受け、73人が死亡、数十人が負傷した。イスラエルは16日にイスラム組織ハマス最高指導者シンワル氏を殺害したが、その後もガザ各地でハマス掃討作戦を強化。ただ、イスラエル当局者はロイター通信に「死者数が誇張されている」と主張し、軍が調査していると語った。

 一方、イスラエルのネタニヤフ首相は19日、中部カイサリアにある私邸がドローン攻撃を受けた後の声明で、「私や妻を暗殺する試みは重大な過ちだ」と非難。攻撃を仕掛けたとされるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやその後ろ盾のイランを名指しし、「(ドローン攻撃が)敵に対する正当な戦争を思いとどまらせることはない」として報復を示唆した。

 イスラエル軍は19日、レバノンの首都ベイルート南郊でヒズボラの兵器保管場所や情報部門の司令部を標的に空爆したと明らかにした。ヒズボラはイスラエルへ向けて約200発の飛翔(ひしょう)体を発射し、攻撃の応酬が激化している。 

[時事通信社]

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