居酒屋の営業を容認する代わりに、新年会の会場を提供させたなどとして、警視庁暴力団対策課は24日、東京都暴力団排除条例違反容疑で、指定暴力団住吉会系組幹部、大塚陽太容疑者(38)=渋谷区本町=ら2人を再逮捕した。認否は明らかにしていない。
2人は3日、準暴力団「チャイニーズドラゴン」の関係者とみられる人物が経営する居酒屋から「みかじめ料」を受け取ったとして、同容疑で逮捕された。
同課によると、新年会は1月1日夜、この人物が経営する居酒屋の一つを貸し切って開催された。大塚容疑者が幹部を務める住吉会4次団体の組員ら計約50人が参加。代金は3時間飲み放題付きで計数万円と「破格の値段」(捜査関係者)で、大幅な値引きが事実上の「みかじめ料」だったとみている。
[時事通信社]