【パリ時事】フランスのバロ外相は25日、デンマーク領グリーンランドで拘束されている反捕鯨団体シー・シェパード(SS)創設者ポール・ワトソン容疑者(73)が申請した仏国籍の取得について、個人的には「どちらかといえば賛成だ」との見解を示した。公共放送で語った。
ワトソン容疑者は2010年に調査捕鯨を妨害したとして、日本に国際手配された。報道によれば、仏国籍の申請には自身の日本への引き渡しを回避する狙いがあるという。
バロ氏は、ワトソン容疑者が「正当で高潔な大義を守っている」と主張。「私もフランスも(同じ大義を)共有している」と強調した。ただ、国籍付与は外務省だけの問題ではないとして、結論に関してはコメントを避けた。
[時事通信社]