衆院選は28日未明、小選挙区の全議席が確定した。自民党は選挙区で132議席、比例代表で45議席を獲得し、合わせて177議席となった。
非公認を含め、自民派閥の裏金事件に関わった46人のうち、28人が落選した。自民は山形、群馬、富山、鳥取、山口、徳島、高知、熊本の8県で議席を独占した。
公明党は11人を立てた選挙区で東京、兵庫、広島での4議席にとどまり、北海道、埼玉、愛知、大阪では敗北した。比例と合わせ17議席。
立憲民主党は選挙区で104人が当選を確実にした。比例を含め143議席で、公示前の98議席を上回った。新潟、佐賀では全議席を占め、2012年以降の衆院選で、野党第1党が初めて100議席を超えた。
日本維新の会は地盤の大阪で全19選挙区を制し、滋賀、京都、広島、福岡でも1議席ずつ確保した。比例との合計は33議席。国民民主党は選挙区11、比例11の計22議席で、公示前の7議席から3倍以上になった。
共産党は沖縄1区で議席を守り、比例でも5議席を得た。れいわ新選組は比例で6議席を獲得した。
社民党は沖縄2区で議席を維持。参政党は比例で議席を狙う。
政治団体「日本保守党」は愛知1区で議席を獲得した。
女性で当選を確実にしたのは41人。
[時事通信社]