共産党の田村智子委員長は２８日の記者会見で、特別国会での首相指名選挙の対応について「自公政権にノーという国民の審判に応える行動を取る」と述べた。野党第１党の立憲民主党の野田佳彦代表の名前を書く可能性を示唆した発言で、共産幹部は「立民から要請があれば検討する」と語った。
委員長就任後初めて臨んだ大型国政選挙で、公示前勢力を下回る８議席となったことについて「力不足、大変悔しい結果だ。期待に応えられなかった責任を痛感し、おわびしたい」と語った。
共産は２８日の常任幹部会で、国対委員長に衆院選で当選した塩川鉄也氏を充てることを決めた。
［時事通信社］