【ベルリン時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループで労使協議を担う従業員代表者は28日、経営陣が国内で数万人分の雇用削減を伴う、少なくとも3工場の閉鎖を検討していると明らかにした。全従業員の給与1割カットも計画されているといい、「誰ひとり安心ではいられない」と批判した。
独紙ハンデルスブラットによると、VWグループの取締役会はリストラを通じて40億ユーロ(約6600億円)の経費削減を図る考え。欧州全体でVWブランドを中心に約50万台が過剰生産の状態だと試算しているという。
[時事通信社]