大型で強い台風21号は29日午後、フィリピン北部の東方海上を北上した。気象庁によると、31日に非常に強い勢力で台湾を直撃する可能性が高い。沖縄県・先島諸島も暴風や高波に警戒し、大雨に注意する必要があるという。
21号は11月1日に中国大陸沿岸付近で進路を北東に変え、2日午後までに東シナ海で温帯低気圧に変わる見込み。
21号は29日午後3時、フィリピン東方海上を時速10キロで西へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートル。半径150キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径560キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
[時事通信社]