【ニューヨーク時事】長野県は29日、県産食材をPRするイベントをニューヨークで開催した。現地の飲食店や小売店の関係者に対し、みそや甘酒といった発酵食品などを紹介。日本食への関心が広がる中、健康志向の強い米国の消費者らの需要開拓を狙う。
みそ大手マルコメ(長野市)は、米と米こうじを原料とする発酵甘味料などを説明した。同社社員は「砂糖や蜂蜜以外の甘味料を求める消費者からのニーズが期待できる」と米国での販売に自信を見せた。
食品製造販売のサンクゼールはナメタケやユズシロップをアピール。同社はオレゴン州に工場を設けており、久世直樹副社長は「米国人の好みにあった商品開発に力を入れている」と話した。卸売業者のジアナ・ラタンシさんは「ユズシロップは爽やかな風味で気に入った」と興味を示した。
[時事通信社]