カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」の店舗で、試着中の女子中学生らの下着を盗撮したなどとして、警視庁少年育成課は31日までに、性的姿態撮影処罰法違反容疑で、ユニクロアトレヴィ大塚店の店長、高橋昴平容疑者(35)=東京都あきる野市牛沼=を逮捕した。「女性の身に着けている下着を見たいという気持ちが抑えられなかった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は7月28日~8月13日、豊島区南大塚のユニクロ店舗内で、試着室のカーテンや扉下の隙間に録画状態にしたスマートフォンを差し向け、中学3年の女子生徒(15)ら8人の下着や胸を撮影するなどした疑い。
同課によると、高橋容疑者は昨年9月ごろから店長を務め、今年6月ごろから盗撮を始めたと話している。同容疑者のスマホには店舗内で撮影されたとみられる動画44点が確認された。
高橋容疑者は8月、JR山手線内で女子高生のスカート内を盗撮しようとしたなどの疑いで同庁から任意で取り調べを受けた。同庁がスマホを調べたところ今回の容疑が発覚した。
ユニクロは「事態を重く受け止め厳正に対処する。防犯カメラを含めた店舗設備の見直しや従業員教育の徹底など、必要な対策を講じる」とのコメントを出した。
[時事通信社]