経済同友会の新浪剛史代表幹事は31日の記者会見で、石破茂首相が最低賃金を2020年代に1500円へ引き上げる目標を掲げ、政労使で意見交換する方針を示したことに対し、「人手不足を活用し生産性向上に持っていくことが必要。そういう議論ができるかだ」との考えを示した。
同友会は、最低賃金を3年以内に1500円へ引き上げるよう政府に求めている。新浪氏は「1500円になっていくぞと思えば、情報通信、人工知能、デジタルなど生産性を上げるためのツールを使うようになる」と説明。中小企業に対し生産性向上を促すべきだと訴えた。
[時事通信社]