【台北時事】台湾第2野党・民衆党の柯文哲主席(党首)が汚職の疑いで逮捕された事件で、台北地裁は1日、検察が請求していた柯氏の勾留延長を認めた。5日から2カ月間の延長が可能になった。
地裁は、「犯罪の嫌疑は重大」と指摘。証拠隠滅や共犯者との口裏合わせを防ぐため勾留延長が妥当と判断した。
柯氏は台北市長時代の商業施設再開発に絡み、業者への便宜供与と収賄の疑いが持たれている。8月下旬に台北地検に逮捕され、いったん釈放されたが9月5日に勾留。日本へ渡航し事情聴取に応じない柯氏の女性秘書も10月に指名手配された。秘書は同氏の資金を管理していたとされる。
[時事通信社]