中谷元・防衛相は1日、欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表(外相)と防衛省で会談し、北朝鮮による10月31日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射について「国際社会全体にとっても深刻な課題だ」と批判した。ボレル氏も「強い非難」を表明し、連携強化を確認した。
中谷氏はウクライナ侵攻支援のための北朝鮮のロシア派兵にも言及し「わが国を取り巻く安全保障環境への影響の観点からも、深刻に憂慮すべき問題だ」と指摘。ボレル氏は「欧州とインド太平洋の安全保障はつながっている」と応じ、関係深化に取り組む考えを示した。
[時事通信社]