【ワシントン時事】バイデン米大統領がトランプ前大統領の支持者を「ごみ」と呼んだとされる問題で、米メディアは10月31日、ホワイトハウスの報道室が公式発言録作成に際し、該当箇所を改ざんしていたと報じた。所定の公文書作成手続きを踏まず、改ざん後の内容を急ぎ公開したという。事実ならトランプ氏支持層の怒りに火を付け、5日後に迫った大統領選で同氏を勢いづかせる可能性がある。
大統領の発言は、速記室の担当者が作成した記録を報道室がまとめ、公式発言録として公開される。報道によれば、今回の改ざんは報道室がバイデン氏と相談した後に行われた。速記室の責任者は、報道室の対応を「規則違反に当たり、記録の公正性を台無しにする」と警告している。
[時事通信社]