ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の崔善姫外相は4日、モスクワのクレムリン(大統領府)で会談した。インタファクス通信によると、崔氏は金正恩朝鮮労働党総書記に託された「心からの深く温かいあいさつの言葉」をプーチン氏に伝達。プーチン氏は、正恩氏に「よろしく」と伝えてほしいと応じた。
崔氏の訪ロは、ウクライナに侵攻するロシアを支援するための追加派兵や、その見返りについての協議が目的という見方がある。ただ、プーチン氏との会談で話題に上ったかは不明。
派兵を巡り、ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシア西部クルスク州に展開した北朝鮮兵が1万1000人に達したと述べた。度重なる北朝鮮の脅威の訴えは、ウクライナ東部ドネツク州でロシアの猛攻を受ける中、北朝鮮問題で懸念を共有する西側諸国に追加支援を急がせる狙いもあるとみられる。
[時事通信社]