【上海時事】中国の上海市で5日、第7回中国国際輸入博覧会が10日までの日程で開幕した。開幕式で基調演説した李強首相は、中国の景気が下押し圧力にさらされる中でも、財政措置など対策の余地は大きいと訴えた上で、「今年の経済目標達成や今後の経済発展に自信を持っている」と強調した。
中国政府は「5%前後」の成長目標を掲げるが、達成は不透明な状況だ。しかし、李首相は9月に中国政府が表明した大規模な経済支援策で「主要な経済指標が全面的に回復し、市場の信頼が強まった。経済に良好な状況になっている」と主張し、さらなる支援策の用意があることに言及。また、米国を念頭に保護主義が強まることに反対した上で、「開放を拡大していく」と述べた。
[時事通信社]