日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞受賞決定を受け、広島市中区の広島県被団協の事務所が入る建物に5日、「ノーベル平和賞受賞」と書かれた横断幕が掲げられた。箕牧智之代表委員は「普段は静かな事務所。これで少しは広島のムードが上がれば」と期待を示した。
横断幕は長さ約3メートル。事務所の入る建物は市役所から約300メートルで、人通りも多い。箕牧さんは「皆さんに見てもらえれば気分も上がるんじゃないか」と話した。
12月にノルウェー・オスロで開かれる授賞式には箕牧さんも参加する予定で、「核兵器廃絶と恒久平和を全世界に訴える良いチャンスだ」と述べた。
[時事通信社]