中日新聞社は5日、発行するスポーツ紙「東京中日スポーツ」の印刷を来年1月末で休止すると発表した。印刷代や配送費用の高騰などが原因で、電子版は継続する。
東京中日スポーツは1956年に「東京中日新聞」として創刊し、70年に改題。「トーチュウ」の略称で知られ、モータースポーツやプロ野球中日ドラゴンズなどの記事に力を入れていた。関東地方の1都6県と静岡県の一部で発行され、今年1月の部数は6万426部だった。
同社によると、電子版の購読料は来年2月から1170円値下げし、月額1980円(税込み)とする。姉妹紙「中日スポーツ」の発行エリアを除いた地域で利用できるという。
[時事通信社]