【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク金融市場では、米大統領選で共和党のトランプ前大統領の当選が確実となる中、株価が急伸し、円安・ドル高が進行した。同時に行われた米上下両院選も共和党が優勢で、トランプ氏の下で財政赤字の増大と関税引き上げが進むと予想され、ドル高地合いが長期化するとの見方が出ている。
優良株で構成するダウ工業株30種平均は一時、前日終値比1400ドル超上昇し、史上最高値を更新した。規制緩和への期待から金融やIT大手が急伸している。
ダウは午前10時40分現在、1315.07ドル高の4万3536.95ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は413.75ポイント高の1万8852.92。
円相場は午前9時現在、1ドル=154円20~30銭と、前日午後5時比2円64銭の大幅な円安・ドル高。一時154円40銭台まで下落し、7月30日以来約3カ月ぶりの円安水準を付けた。大統領選の開票序盤から徐々に米長期金利が上昇したのに伴い、円売り・ドル買いが先行した。
[時事通信社]