【シリコンバレー時事】米巨大IT企業の首脳らは6日、米大統領選で当選を確実にしたトランプ前大統領に祝意を表明した。グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)はX(旧ツイッター)に「決定的な勝利に敬意を表する」と投稿。「政権と協力する」姿勢を前面に打ち出した。
アップルのクックCEOは「米国が今後も革新を主導し、原動力となるよう政権と協力したい」とコメント。マイクロソフトのナデラCEOは「米国と世界に新たな成長と機会をもたらす技術革新を(政権と)一緒に推進することを楽しみにしている」と期待を示した。
アマゾン・ドット・コムのジャシーCEOも「激戦の末の勝利に祝意を表する」と述べた。メタ(旧フェイスブック)のザッカーバーグCEOも、傘下の短文投稿アプリ「スレッズ」に「われわれの目の前には絶好の機会が待ち構えている。共に働けることが楽しみだ」と書き込んだ。
生成AI(人工知能)「チャットGPT」を開発した米オープンAIのアルトマンCEOもトランプ氏の勝利をたたえ、「米国がAI開発でリードを維持することが最も重要だ」と強調した。
オープンAIの設立には、トランプ氏の返り咲きを支えた実業家イーロン・マスク氏が関わったが、経営方針を巡る対立から同社を離れた。マスク氏は今年、同社とアルトマン氏を相手取り訴訟を起こしており、溝が深まっている。
[時事通信社]