厚生労働省は8日、インフルエンザが全国的な流行シーズンに入ったと発表した。3日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された患者数が1機関当たり1.04人で、流行入りの目安となる「1人」を例年よりやや早いペースで上回った。
定点当たりの患者数を都道府県別に見ると、最多は沖縄(10.64人)で、静岡(2.09人)、千葉(2.00人)、大分(1.66人)、福井(1.62人)が続いた。
インフルエンザは新型コロナウイルス感染拡大後に大きな流行がなく、2022年末に3年ぶりに全国的な流行期に入った。その後、今年5月に収束するまで流行が続いていた。
同省は、手洗いやマスクの着用のほか、ワクチンの予防接種を受けるよう呼び掛けている。
[時事通信社]