携帯電話大手3社の2024年9月中間連結決算(国際会計基準)が8日に出そろい、本業のもうけを示す営業利益はKDDIとソフトバンクの2社が増益を確保した。個人向け通信事業が好調だった。低価格の新プランを昨年導入したNTTドコモは、通信収入の減少などが響いた。
売上高は各社とも中間決算として過去最高を更新した。ドコモもクレジットカードなどの非通信事業が好調だった。純利益はソフトバンクを除く2社が減益。KDDIは為替差損が利益水準を押し下げた。
25年3月期の通期業績予想は、ソフトバンクだけが上方修正した。
[時事通信社]