天皇、皇后両陛下は9日、第43回全国豊かな海づくり大会出席などのため、羽田空港発の特別機で大分県入りされた。
両陛下は同日午後、稚魚を育成する県種苗生産施設(国東市)を視察。施設の担当者から、魚の成長を促すため、水槽に緑色LEDの光を照射しているなどといった説明を受けた後、水槽で泳ぐマコガレイの稚魚にスプーンで丁寧に餌を与えた。
両陛下は地元の漁業者とも交流。天皇陛下は「温暖化で、魚の捕れ具合はどうですか」と質問したという。
両陛下は10日、大分市での海づくり大会式典、別府市での海上歓迎行事に出席する。同日夜に帰京する。
[時事通信社]