【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザで交戦するイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉を仲介するカタールが、米国の要請に応じ、自国に拠点を置くハマス政治指導部の国外追放に同意した。米CNNテレビが8日、米国とカタールの情報筋の話として報じた。
ハマスに対し圧力を強める狙いとみられるが、ハマスがイランを含む中東の反米国に拠点を移せば西側諸国の関与は困難になり、むしろさらなる交渉の停滞を招く可能性もある。
カタールはまた、停戦交渉の度重なる停滞を受けて、交渉仲介から撤退することをイスラエルとハマス双方に通告した。AFP通信が9日、外交筋の話として伝えた。
[時事通信社]