就労資格のないベトナム人をガールズバーで働かせたなどとして、警視庁保安課は11日までに、入管難民法違反(不法就労助長など)容疑で、会社役員ズオン・ティ・ミン・ホン容疑者(29)らベトナム国籍の女17人を再逮捕した。いずれも容疑を認めているという。
同課によると、ズオン容疑者らは東京・上野などでガールズバー5店舗を経営。「ベトナム人ガールズバー発祥の店」とうたい、2019年3月~今年9月に計約4億4000万円を売り上げていた。
フェイスブックの求人広告を見て応募した人に対し「どんな在留資格でも働ける」と説明し、ベトナム人女性47人を雇用していた。留学生のほか、偽の在留カードを所持してオーバーステイする従業員もいた。
ズオン容疑者の逮捕容疑は7~10月、文京区湯島などの店舗で、就労資格のないベトナム人の女15人を従業員として働かせた疑い。
同課は10月、無許可でガールズバーを運営したとして、風営法違反容疑でズオン容疑者ら17人を逮捕していた。
[時事通信社]