【ニューヨーク時事】暗号資産(仮想通貨)の代表格であるビットコイン(BTC)の相場が11日、一時1BTC=8万9000ドル(約1370万円)を超え、最高値を更新した。米大統領選で、仮想通貨に好意的とみられるトランプ前大統領が勝利したことが材料視された。
バイデン政権下では、米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長が仮想通貨業界への締め付けを強めてきた。トランプ氏は選挙戦で「米国はこの惑星で仮想通貨の中心地、ビットコイン超大国になる」と強調。大統領に就任し次第、ゲンスラー氏を解任すると約束し、業界から歓迎されている。
ビットコイン相場は、大統領選が投開票された5日以降、上昇が続く。情報サイトのコインデスクによると、米東部時間11日午後(日本時間12日朝)に8万9622.17ドルを付けた。
[時事通信社]