【バクー時事】アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で12日、首脳級会合が始まった。国連のグテレス事務総長は開会式で、温暖化対策のため先進国が途上国に拠出する気候資金の不足に触れ、「行動を起こそうと熱望する途上国が多くの障害に直面している」と指摘。増額に向け「合意は必須で、達成されると確信している」と強調した。
首脳級会合は13日まで開かれる予定で、約80カ国・地域の首脳が出席。先進7カ国(G7)では、英国のスターマー首相らが参加。一方、石破茂首相のほか、米中両国や欧州連合(EU)の首脳は参加を見送る。
[時事通信社]