東北電力は12日、再稼働直後に計測器トラブルで停止させた女川原発2号機(宮城県)について、13日に原子炉を再び起動させると発表した。週内にも発電再開を見込んでおり、12月中の営業運転開始時期に変更はないとしている。
東北電によると、トラブルの原因となった、原子炉内に計測器を送り込む案内管の点検を11日までに行い、接続部のナット計220カ所余りに問題がないことを確認した。
女川原発は、事故を起こした東京電力福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)で、10月29日に2号機の原子炉を起動し、東日本大震災以来13年ぶりに再稼働。発電開始に向け作業中だった今月3日に原子炉内の状況を示す「中性子検出器」の補助計器が出し入れできなくなった。
原子炉を停止させて確認した結果、案内管の接続部がナットの締め付け不足で外れていた。
[時事通信社]