【ニューヨーク時事】米エネルギー大手エクソンモービルのウッズ最高経営責任者(CEO)は12日、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの米国の離脱に反対する姿勢を示した。アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)会場で、米メディアに語った。トランプ次期米大統領は離脱方針を表明している。
ウッズ氏は米ブルームバーグ通信のインタビューで、「物事に影響を与える方法は離脱でなく参加することだ」と指摘し、トランプ氏の動きをけん制。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の取材に対しては、政権が代わるたびに温暖化対策が揺れ動くのは「極めて非効率的で、多くの不確実性を生む」と批判した。
[時事通信社]