自民党の小野寺五典政調会長は13日、国民民主党が求める「年収103万円の壁」見直しについて、「地方の税収がかなり減る見込みと報告を受けている」と指摘した上で、「税制の議論は地方に迷惑をかけない姿勢で臨むことが大事だ。国民民主党にも伝えたい」と強調した。石川県庁で記者団の質問に答えた。
小野寺氏は「政策を進める上で財源が必要なことは基本だ。税制改正の中で財源に大きな穴があかないようしっかり検討する」と述べた。
これに先立ち、小野寺氏は馳浩知事と会談し、政府・与党が年内の成立を目指す2024年度補正予算案に関する要望を聴取した。小野寺氏は記者団に「能登の震災と豪雨の被害対策を組み込むために要請を聴いた。各省庁に働き掛けたい」と説明した。
[時事通信社]