【ワシントン時事】トランプ次期米大統領(78)は13日、ホワイトハウスでバイデン大統領(81)と会談した。2021年の退任以来、トランプ氏がホワイトハウスに戻るのは初めて。4度の刑事訴追や2度の暗殺未遂を乗り越え、劇的な凱旋(がいせん)を果たした。
会談は大統領執務室で約2時間にわたって行われた。両氏は冒頭、握手を交わし、バイデン氏は「ウェルカム・バック(お帰りなさい)」と祝意を表明。「円滑な政権移行が楽しみだ」と述べた。トランプ氏は「最大限スムーズに進むだろう。感謝する」と丁寧に応じた。互いを「ドナルド」「ジョー」とファーストネームで呼び合い、和やかな雰囲気だった。
ジャンピエール大統領報道官によると、両氏は国家安全保障を含む内外の重要事項を協議。バイデン氏は25会計年度予算の成立など、議会の残り会期における優先課題を提起した。
[時事通信社]