愛媛県が誇る高級かんきつ「紅まどんな」の販売が16日から始まるのを前に、県内生産シェア7割強を占めるJAえひめ中央で14日、選果作業が始まった。
紅まどんなは、県内でのみ栽培される「愛媛果試第28号」のうち、一定の品質を満たしたもの。ゼリーのような柔らかい果肉が特長。果実はセンサーで選別された後、ベルトコンベヤーで運ばれ、作業員が目視で状態を確かめ、条件を満たしたものだけを専用の化粧箱に詰めた。
JAえひめ中央によると、今年産は高温により着色が遅れているが、品質や生産量は平年並み。全国の百貨店や、県内の直売所などで販売される。担当者によると「甘さが均一になる『くし切り』で食べるのがおすすめ」という。
[時事通信社]