【イスタンブール時事】イランのペゼシュキアン大統領は14日、首都テヘランで国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談した。大統領府によると、ペゼシュキアン氏は「われわれの核の平和利用で曖昧な点があれば、解決に向け協力する用意がある」と表明。グロッシ氏は核施設への査察強化を強く促したとみられる。
イランを敵視するトランプ前米大統領の復権で、イランが核開発を加速させる懸念が指摘されている。トランプ氏は在任中の2018年、イラン核合意を一方的に離脱。反発したイランも合意からの逸脱を進め、兵器級に近い濃縮度60%の高濃縮ウランを既に大量に保有している。
[時事通信社]