厚生労働省と文部科学省は15日、2025年3月に卒業予定の大学生の就職内定率が10月1日時点で72.9%と、前年同時点から1.9ポイント低下したと発表した。低下は4年ぶり。売り手市場で、複数企業から内定を得た学生が就職先を決めきれずにいるとみられる。
男女別では、男子が71.5%(前年同時点は73.9%)、女子は74.5%(75.8%)でいずれも前年を下回った。ただ、売り手市場が続いているため、最終的な内定率は「低くない結果になる」(厚労省)とみられる。
学部別で文系は72.8%(75.0%)、理系は73.1%(73.7%)と、それぞれ低下した。
[時事通信社]